マクドナルドとモスバーガー

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先に言っておきますが、マクドナルドの財政状態はめっちゃやばいよ!

 

財務諸表を見て気になった僕が気になった部分をピックアップして記事を書いていきます。

使用するデータについて

基本的には27年12月期の連結財務諸表の実績を使い比較を行っております。

連結財務諸表の数字を使っているので、純粋なマクドナルドとモスバーガーの比較ではないことをご了承下さい。

 

売上高と売上原価

実績

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売上=原価??

自分の目を疑いました。

マクドナルドの原価率が99.9%です。

つまり、売上高と売上原価がほぼ同額ということです。

もっと具体的に言うと、材料費と人件費などを合計した300円のハンバーガーを299円で売るということ。

 

しかも広告等に係るお金の支払いも必要になるので、単純に考えても赤字確定。

 

マクドナルドで少し前に、おてごろマックの「エグチ」や「バペポ」など200円で購入可能なハンバーガーが発売されました。

僕はこのシリーズでは「エグチ」を食べたことがありますが、200円にしては質が高かったように思います。

 

安い商品を目玉に来店客数を増やし、その他の高単価バーガーやサイドメニューで儲けようと考えたけど、安いお手頃マックばかりが売れて、その他の利益率が高い商品が売れなかったのかなと思います。

 

その点、モスの商品は、全体的に高い商品が多い。おそらく利益率も高い。

僕は駅前にモスがあった頃、月に1回はモスのハンバーガーを買って家で映画見ながら食べていました。

モスでの支払いは普通に1000円を超えていたと思います。

高くてもおいしいから、なぜか買ってしまう。

 

の高い商品が売れる傾向があると思います。

全ての商品がそうだと言えませんが、嗜好品などはその傾向が特に強いと思います。

 

今後、マクドナルドが売り上げを伸ばし、原価を下げるためには、高単価または利益率が高い商品を販売していく必要があります。

手間をかけていい商品を作るか、ある程度の商品を格安で提供するか、商品の位置づけを明確にし、適切なポジションの商品を開発することが必要です。

売上原価

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マクドナルドって原価率こんなに高かったんですね。

2015年度の減価率は99%、、、、、

たぶん、悪循環に陥っている。

安いバーガーで集客し、ついでに利益率の高い商品を買ってもらうつもりだったが、安いバーガーばかりが売れ、ほとんど利益が出ず、会社にお金が残らない。 

借入金と現金預金

実績

《現金預金と借入金の差額》

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《マクドナルドの借入金の前期と当期の比較》

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現金預金=借金??

マクドナルドの現金預金と借入金合計の差額はマイナス27億円です。

借入金の4分の3が長期借入金なので、短期的に資金が回らなくなることはないと思いますが、財政状態はかなり悪いです。

しかも、27年12月31日時点の現金預金は借入金がなければ、底をついています。

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・現金預金 203億円

・当期中に借入れた借入金226億円

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上記の現金預金と当期中に借入れた借入金の金額を見たら分かるように、借入金がなければ財布の中はからです。 

また、前期と当期の借入金の増減を見たら、マックが窮地に立たされていることが想像できると思います。

 

当期の借入金の増加

マクドナルドの当期の増減率4,625%

・前期の借入金合計5億円

・当期の借入金合計231億円

 

ここ数年の貸借対象表を確認したところ、ずっと長期借入金5億円以外の借入金は存在しませんでした。

おそらく銀行との付き合いのために借りていた5億円だと思います。

何年も堅実に経営してきたのに、なんでこんなことになったのか?

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平成22年から27年までの現金と借入金の関係をグラフにしました。

現金預金の変化を見たかったので折れ線グラフにしました。

平成23年と24年の間で、約300億円から約500億円に増加しています。

どう考えてもおかしい。

この後から現金預金が減り始め、年を追うごとに減るスピードが上がっています。

平成23年にどんなドーピング剤を使ったんやろ、、、、

売上・原価・販管費・現金

実績

《売上・原価・販管費・現金》

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各項目の金額の原価の関係性を見たかったので、2軸の折れ線グラフを作成しました。

このグラフでは各項目の関係性の把握をするためのものです。

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不思議

グラフの赤枠で囲っている部分を見て下さい。

利益が減っているのに、現金は急激に増えている。

不思議。

 キャッシュフロー計算書の法人税の支払額を確認したところ、2011年の法人税の支払額が前期より約120億円少ない、約30億円。

また、法人税の還付が約50億円ありました。

これだけが原因ではありませんが、法人税の支払額と還付額が現金の急増に大きく関わっていると思います。

 

 

マクドナルドに提案

僕はマクドナルドが好きなので、業績回復のために以下のことを提案します。

売上の公式「客単価×客数」です。

なので、このどちらかを増やす、もしくは、両方を増やすための施策を考える必要があります。

問題点

・高価格帯の商品がない→客単価が低くなる

・客層が悪い店舗がある→客数の低下につながる

・基本的に野菜が少ない→客数の低下につながる

1 「客単価」を増やす

《注文をする時、もう少し余裕を持たせる。》

従業員さんと後ろで待っているお客さんに急かされて、注文の時不快に思うし、もう少しゆっくり決めさせてくれたら追加でサイドメニューを注文していたのにと思うことがある。

 

《質の高い高単価の商品を設ける》

高単価の商品は、当然ですが購入数量は少ないです。

でも、時々しか売れない前提で、高品質・高単価・高利益率の商品を設け、一部のお客さんの客単価を増やす。

また、給料日直後など財布の紐が緩んでいる時にプロモーションをすれば、結構売れるかも。

2「客数」を増やす

《長期滞在用の席を設ける》

学生や社会人が、勉強や仕事をやりやすい席を設ける。

もちろん電源とwifi完備。

全部の席で長期滞在されるのは困るが、範囲を限定すれば問題無い。

また、長期滞在用の席を使う時は申し出が必要にし、時間を制限して、一部の人だけで占領されることを防止する必要があります。

このような席を設ければ客層は変化してくると思います。

 

《それぞれのバーガーの野菜の量を増やす》

野菜の量を増やす、もしくは、野菜を多く使ったハンバーガーを開発する。

マクドナルドの食べ物は脂っこいものが多く、体に悪いイメージがある。

だから、女性のお客さんや、子供連れのお客さんを取り込めていないと思う。

マクドナルドのイメージを変えていくための手段の一つとしてヘルシーシリーズの開発を実施して欲しい。

これにより、今まで取り込めていなかった客層のお客さんを取り込むことができ、客数雨の増加につながる。

バーガーの野菜多めにできるオプションがあれば、僕は注文すると思う。

なので客単価も高くすることができる。

 

最後に

マクドナルドの借入金の大部分が長期借入金なので、1・2年の間に倒産することはないですが、このままの業績が続けば間違いなく倒産です。

2016年度の業績予測のスライドを見て、マクドナルドが正しい方向を向いているのかなと感じたので、僕の予想では確実に業績は回復すると思います。

特に、「地域独自のカラーを出していく」という部分が良かった。

今までは、「安く」「早く」「値段以上のもの」を提供できることに主眼を置いていたと思いますが、今後は上記の3要素と「金額が高くても質の高い商品の提供」が出来ないと生き残っていくことは出来ないと思います。

 

1分で商品を提供できなかったらビックマックプレゼントの様な、現場の人のことを全く考えていない、馬鹿げたキャンペーンは今後絶対に辞めて欲しい。

このキャンペーンを考えた人と実施を承諾した責任者の責任は重大だと思う。

 

マクドナルドが復活することを願っています。